「お互いを尊重し、本音で向き合える環境を大切にします。すべての人が持つ個性や多様性を尊重し、その人らしい生活を送るための機会を提供することで地域や社会に貢献していきます。」
私たちシミックウエル株式会社のホームページから引用しました。私たちが実現したい未来です。
こんにちは、みやき町の江口です。本日は少し真面目な内容となっております。
いろいろな価値観や意見が飛び交う今の時代。十数年前より生きやすくなった面もあれば、難しくなった面もあると個人的に思います。ひとことに個性や多様性と言っても、本質はどこまで探しても答えのないような曖昧な概念ですが、それを考え続け、また完璧でなくても答えを求めていくことが「尊重」ということではないかと思います。
私は中学生時代、いじめを受け不登校になった経験があります。いじめは立派な人権侵害で被害者の心を壊し、尊重とは真逆の立場にあるとても悲しい出来事です。数年間トラウマや憎しみに悩まされましたが、今になって思うことがあります。それは、確かに被害者は私ですが、加害者も苦しんでいたのではないかということです。シンプルな結論、満たされた人は、いじめなんてしません。
どうしても心に余裕がなかったりすると、他人のことを悪く考えたりすることがあります。歩み寄ろうとする考えすら浮かばないこともあります。そして本当に傷付ける行動をとってしまうこともあります。いじめまではいかなくても、私自身も何度もそうしてしまったと思います。
私たち人間は想像しているよりもずっと弱い生き物です。ずるい面ばかりが目立つかもしれません。しかし個人差はあれど全員に備わっているのが「優しさ」だと信じています。不器用でも、考え続けることは優しさです。個性。多様性。難しい時代です。しかしそれを考え続けることは、意味のあることだと思います。
みんな仲良くは難しいですが、ひとりひとりが尊重される環境が実現できたらいい。きれいごとかもしれないけれど、私自身も心からそう思います。
今回はこの辺で。ありがとうございました。
思いを込めて、イラストを載せておきます。